「ネットで知り合った人と会う」って言葉めっちゃエロくない?

かつて私はネットで知り合った人と会うなんて、とんでもないという思想を持っていた。

 

だってどんな人が来るかわからないし、良い人の仮面を被ってこっちが隙を見せたら、たちまち豹変して包丁でブッスーーーいかれるかも知れない。そんな事を想像して勝手に怯えていた。

 

Twitterを始めて7年くらいになるが、この考え方が変わったのは、ここ2・3年くらいの出来事である。

 

最初からフォローしている人達とは7年、浅い人でも4・5年の付き合いになる。私はほぼ毎日Twitterを開くので、7年間フォローしている人達のツイートを見続けている事になる。すると流石にわかってくる。この人は良い人そうだなとかこの人は実際喋ってみると面白いだろうなだとか。

 

そもそも嫌な人をフォローしたりはしないから大体は私にとっての良い奴しか残っていないのである。

 

私を長年支配していたネットで知り合った人と会ったら包丁でブッスーーーいかれるという恐怖は、Twitterを見ている内に自然になくなっていった。

 

ただ、自分から誘うという事はしなかった。会ってみたいな、喋ってみたいなと思う人は沢山いるけれど、私と会いたいとは限らない。そもそも私はみんなの様に頭がおかしいわけでも、特出して何か出来るわけでもない、ごくごく普通の1007歳の魔女である。(そういうことになっています。察して下さい)

 

Twitterではなんとかクレイジーで面白い人達の中で1007歳の魔女とかいうキャラだけで対抗している勢いだけの人なのに、会って、喋ってしまったらもう、なんていうかその、バレバレじゃん?それってなんか興醒めじゃない?じゃあ会わない方が良くね?会ってみたいけど、やっぱ無理だなと諦めていた。

 

そんな時にどんな気まぐれか誘ってくれた人が居たお陰で今じゃ、会う人会う人に部屋の間取りを描いてもらって、たまに眺めて楽しむまでに成長することが出来た。

 

元来、人と話すのがめちゃくちゃ好きなのでTwitter上である程度、趣味だとか好きなものとかを知っていてブーストをかけた状態で会話が出来るのが面白い。本当は徐々に打ち解けて探り探りの会話をして、やっと本当の会話にもっていくみたいな面倒な所を一切省けるのが魅力的だと思う。

 

かつての私の様にネットで知り合った人と会うと包丁でブッスーーーいかれる教の人に意外とブッスーーーいかれないし、めちゃくちゃ面白いよって伝えたい。

 

ただ、これは7年の月日をかけたから、この人は良い人だって見極めも出来たけど、フォローしてすぐ連絡先交換して会うっていうのは包丁でブッスーーーいかれる度が上がると思うから慎重にして欲しい。